窓口担当を増やさずに、同じ朝により多くの注文を受けられます。打ち間違いによる誤配送で、交換のトラックを出すこともなくなります。
卸売・販売代理店 · 14 / 14
チャット受注ワークフロー
顧客がLINEに打ち込んだ注文も写真で送った注文もシステムの受注伝票になり、同じチャットに確認が返ります。担当者が見るのは、読み取れない行と在庫切れの品だけです。
卸売・販売代理店 「お客さんがLINEで長いメッセージや注文リストの写真を送ってきます。スタッフが読んで1行ずつシステムに入力するので、打ち間違えると違う品物が届いてしまいます」
よくある課題
卸売の顧客は、自分の都合のいい形で注文してきます。LINEに「いつものに、ナンプラーを10ケース追加」と打ち込んだり、手書きのリストを撮影したり、運転中に音声メッセージを送ってきたりします。窓口担当はそれを読んで顧客の呼び方を商品コードに置き換え、わからなければ聞き返し、1行ずつシステムに入力します。何十件もの注文が一度に届く朝は入力待ちの列が長くなり、トラックの出発が遅れます。
1行打ち間違えれば違う品物が届き、顧客から苦情の電話が来て、交換のためにトラックを出し直すことになります。顧客を失うこともあります。一方で経営者は、窓口担当が入力を終えるまで今日の注文額を知りません。終わるのはたいてい午後です。
解決の方法
LINE OAやFacebookページに届く注文は、文字でも写真でもファイルでも、すべてエージェントが読むように設定します。エージェントは商品マスタと、顧客ごとにこれまで使われてきた呼び方をもとに注文を品目リストにします。「いつもの」と書いてきた顧客なら、その顧客の直近の注文を参照し、システムに設定された顧客ごとの価格と条件を適用します。
受注伝票を作る前に、エージェントは在庫と与信枠を確認し、同じチャットで顧客に確認を返します。何をいくつ、いくらで、いつ届けるかをまとめた短い表です。顧客はその場で確定を押すか、修正を打ち込めます。確定すると、エージェントがERPに受注伝票を作り、倉庫に回してピッキングに進めます。読み取れない行、在庫切れ、与信枠超過の行は、元の画像を添えて担当者に回します。
与信枠の追加、特別値引き、ピッキング済みの注文の取り消しは人が決めます。エージェントが動くのは設定された価格と与信枠の範囲内だけです。どの受注伝票にも顧客の元のメッセージが添付されているため、行き違いがあればすぐに確認できます。
仕組みの流れ
- LINE OAの注文メッセージ
- 手書きリストの写真
- 大口顧客からのExcelファイル
- システム内の商品と価格
- 文字、写真、ファイルの読み取り
- 呼び方と商品コードのひも付け
- 在庫と与信枠の確認
- 確認の送信と受注伝票の作成
- 同じチャットへの注文確認
- ERPの受注伝票
- 倉庫へのピッキングリスト
- 要確認の行だけを担当者が確認
導入前と導入後
導入で得られるもの
- 01
LINE OAやFacebookの長文メッセージ、手書きリストの写真、Excelファイルの注文をエージェントが読み取り、商品マスタに沿って商品コード、数量、単位に変換
- 02
略称や旧名称など顧客ごとの呼び方を実際の商品コードにひも付け、その顧客の取引条件どおりの価格を適用
- 03
在庫と顧客の与信枠を確認し、お使いのERPか会計ソフトに受注伝票を作成
- 04
品目、価格、納品日を確かめてもらう注文確認を同じチャットに返信し、顧客はそのチャットで確定も修正も可能
- 05
読み取れない行、在庫切れ、与信枠超過だけを担当者に通知し、顧客別の注文額を週次でレポート
立場ごとのメリット
ERPと在庫管理システムには公式APIで接続し、顧客が使い慣れたLINE OAはそのまま使えます。商品マスタと価格はお使いのシステムのもので、エージェントは読み取って提案するだけです。受注伝票はすべて元のメッセージとともにログに残ります。
窓口担当は顧客のメッセージを1行ずつ読み解く作業から離れ、質問への返答と、システムが読み取りにくいと示した行の確認だけを担います。トラックも早く出発できます。
向いている業種
お使いのシステムと連携
開発プロセス
- 1
ヒアリング
要件・ユーザー・成功指標を定義し、着手前に範囲と価格を確定。
- 2
設計
UXとアーキテクチャを設計。プロトタイプ承認後に開発へ。
- 3
開発
AIで加速したスプリント。毎週デモ、シニアがレビュー。
- 4
テスト
合意した範囲に対してQA・セキュリティ・性能を検証。
- 5
公開・保守
本番リリース、チームトレーニング、月次保守プラン。