AIワークフローに戻る

業務部門とIT部門 · 08 / 17

n8nワークフロー自動化

お客様のサーバーまたはクラウドアカウント上のn8nで、LINE OA、Google Sheets、メール、タイの会計ソフト、本社システムをつなぐワークフローを設計・構築・保守します。AIが読み取りと判断を担い、お金と顧客に関わる手順には人の承認を挟みます。

業務部門とIT部門
「タイ法人のスタッフがn8nでいくつかワークフローを作ったのですが、担当者が退職して、どのサーバーで動いているのか、パスワードを誰が持っているのか分からなくなりました。本社からは中身がタイ語で読めません」

よくある課題

タイに拠点を持つ日系企業の多くは、既製の自動化ツールやn8nを現地スタッフが試すところから始めます。2つか3つのワークフローは動くのですが、社内システムへの接続、複数の認証情報の管理、形式の決まっていないタイ語メッセージをAIに読ませる段階で止まります。作った担当者が転職すると、ワークフローは誰も見ていないサーバーで動き続け、パスワードは個人アカウントに残り、本社はタイ語で書かれた中身を読めないまま、誰も手を付けられなくなります。

最も困るのは静かな失敗です。相手側のAPIが変わる、誰かがシートの列を変える、トークンの期限が切れる。ワークフローは止まり、注文が届いていないことに気づくまで3日かかります。請求書の発行や顧客への返金のようにお金に関わる処理を、誰も確認せずに最後まで自動で走らせる仕組みは、経理部門も本社も承認できません。

解決の方法

最初に、貴社のタイのチームが毎日繰り返している作業を一緒に確認し、最も効果の大きい2つか3つのワークフローから始めます。n8nはお客様のサーバーまたはクラウドアカウントに構築します。データと認証情報はお客様の環境に残り、暗号化キーはお客様が保管し、セルフホスト版のCommunity Editionを社内利用の条件(Sustainable Use License)のもとで使います。すべてのワークフローにはエラーワークフロー、一時的な失敗に対するリトライ、本当に失敗したときのLINEまたはメールへの通知、各手順の入出力を遡れる実行の監査ログを付けます。

n8nのAIエージェントとは、ClaudeやGPTのような言語モデルに、シートの読み取り、書類の検索、APIの呼び出しといったツールを接続し、与えられた仕事に対してどのツールを使うかをモデル自身に選ばせるノードです。私たちはこれを、入力の形が決まっていない場面で使います。顧客ごとに書き方の違う注文メール、LINEに届く依頼の仕分け、タイ語の書類から日本語の要約を作る作業などです。ルールがはっきりしている処理には通常のノードを使います。実行コストが低く、速く、確認しやすいためです。顧客と何度もやり取りする対話型のエージェントや重い処理が必要な場合は、その旨をお伝えし、コードまたは別のAIエージェントサービスとして構築して、n8nから呼び出す形にします。

お金や顧客に関わる手順には必ず人の承認を挟みます。ワークフローは一時停止し、承認と却下のボタン付きメッセージをSlackまたはLINEに送り、タイの担当者か日本の本社の担当者が押すと再開し、誰がいつ押したかを記録します。完成後は、契約の範囲で、ワークフローファイルをノードごとの説明書とともに引き継ぎ、チームに操作を研修します。メッセージの変更、列の追加、承認者の変更を、私たちを待たずに行えます。最初のワークフロー一式は通常2〜6週間です。その後は貴社で運用するか、私たちが月次で保守します。

仕組みの流れ

業務の入口
  • LINE OAのメッセージ
  • メールと添付ファイル
  • Google Sheetsの新しい行
  • ERPやWebサイトからのWebhook
AIが行うこと
  1. 依頼を読み取り仕分ける
  2. 書類からデータを抜き出す
  3. 社内システムの情報と照合する
  4. 返信案や登録内容を作る
結果の届け先
  • SlackまたはLINEで人が承認
  • 会計ソフトやERPに登録
  • LINEで顧客に返信
  • 失敗時のログと通知

導入前と導入後

導入前
導入後
スタッフが毎晩、LINEとメールの内容を手作業でシートに転記する
顧客が送った数分後にはシートと会計ソフトにデータが入る
自作のワークフローが止まっても、顧客から連絡が来るまで誰も気づかない
失敗した手順はすぐLINEに通知が届き、どこで止まったかログで分かる
仕組みを理解していた1人が退職し、一連の業務が止まる
チームがワークフローを開いて編集でき、新しい担当者は説明書を読める

導入で得られるもの

  1. 01

    お客様のサーバーまたはクラウドアカウントにDockerでn8nを構築します。データベース、バックアップ、バージョン更新、お客様が保管する認証情報の暗号化キーを含みます

  2. 02

    LINE OA(Messaging API経由)、Google Sheets、Gmail、Slack、Notion、タイの会計ソフトやERP、本社システムを、API、Webhook、または相手側が受け付けるファイルでつなぐワークフロー

  3. 03

    ワークフロー内のAIの手順。ClaudeまたはGPTを使うAIエージェントノードが、メールや書類の読み取り、依頼の仕分け、タイ語メッセージの要約と日本語への翻訳、返信案の作成を、私たちが許可したツールだけで行います

  4. 04

    お金や顧客に関わる手順の人の承認。ワークフローが一時停止し、承認と却下のボタン付きメッセージをSlackまたはLINEに送り、誰かが押すと再開します。誰がいつ承認したかを記録します

  5. 05

    エラーワークフロー、自動リトライ、手順が失敗したときのLINEまたはメールへの通知、すべての実行の監査ログ、そして貴社のチームが開いて編集できるワークフローファイルと説明書、操作研修による引き継ぎ

立場ごとのメリット

経営者

人を増やすはずだった業務が自動で流れ、お金に関わる手順は今も信頼する担当者の承認を通ります。各ワークフローがその日に何をし、どこで止まったかを、本社からも1つの画面で確認できます。

IT責任者

n8nは貴社が管理するサーバーでDockerにより動き、データベースとバックアップを備えます。認証情報は貴社が保管するキーで暗号化し、既存システムへは業務に限定した権限のAPIで接続します。ワークフローファイルと説明書は契約の範囲でお渡しします。

毎日使う現場のチーム

タイの営業、経理、カスタマーサービスのスタッフは画面間のコピー作業がなくなり、残るのはチャットで承認ボタンを押すことだけです。メッセージや列を変えたいときは、自分でワークフローを開いて修正できます。

向いている業種

n8nや既製の自動化ツールを自社で試して行き詰まった企業各部門に自動化を広げたいが、保守するコードを増やしたくないIT部門Google Sheets、LINE、メールで業務を回すマーケティング・営業・業務部門複数チャネルで注文を受けるECと消費財ブランドのタイ法人顧客の書類を毎日受け取る会計事務所とサービス企業

お使いのシステムと連携

n8nLINE OAMessaging APIGoogle SheetsGmailSlackNotionClaudeまたはGPTタイの会計ソフトまたはERP

開発プロセス

  1. 1

    ヒアリング

    要件・ユーザー・成功指標を定義し、着手前に範囲と価格を確定。

  2. 2

    設計

    UXとアーキテクチャを設計。プロトタイプ承認後に開発へ。

  3. 3

    開発

    AIで加速したスプリント。毎週デモ、シニアがレビュー。

  4. 4

    テスト

    合意した範囲に対してQA・セキュリティ・性能を検証。

  5. 5

    公開・保守

    本番リリース、チームトレーニング、月次保守プラン。

ビジネス課題を、動くシステムに変える

今日ご相談いただければ、計画と予算をまとめた経営層向けの提案書をご提示します。

この内容をエンジニアに相談