担当者を増やさずにLINE OAが一日中お客様に答えます。お客様が何を最も多く尋ね、どのチャットが注文になったかを、本社からも1画面で確認できます。
店舗・カスタマーサービスチーム · 01 / 13
LINE OAのAIチャットボット
LINE OAに届いたタイ語の問い合わせに、自社データをもとにいつでもその場で答えます。人が必要な案件は、履歴ごと同じチャットでタイ人スタッフに引き継ぎます。
「LINE OAには一日中メッセージが届く。タイ人の担当者は営業時間と注文方法を繰り返し答えるだけで手一杯。キーワード型のボットは、お客様が少し違う書き方をするだけで「わかりません」と返してしまう」
よくある課題
タイでは、お客様が最初に連絡してくる窓口がLINE OAという企業が多くあります。届く質問の大半は同じ内容です。何時に開くか、在庫はあるか、どう注文するか、いつ届くか。タイ人の担当者はスマホで一件ずつ答え、閉店後のチャットは翌朝まで残ります。LINE OAに付属する自動応答は登録した質問の範囲で答えるため、「まだある?」を「在庫ありますか」と違う書き方で送ったお客様には「質問を理解できません」と返り、結局は担当者を待つことになります。
日本の本社から見ると、困ることがもう一つあります。やり取りがすべてタイ語で担当者のスマホの中にあるため、お客様が何を聞いているのか、どのチャットが注文につながったのかを本社側で確かめる手段がありません。担当者ごとに答えが少しずつ違っても、気づくのは苦情が来てからです。
解決の方法
私たちはLINEのMessaging APIの上にチャットボットを構築し、商品リスト、資料、よくある質問を読み込ませます。Google Sheets、バックオフィスのシステム、チームが使っているファイルのどれでもかまいません。ボットはRAG(検索拡張生成)、つまりそのデータを先に検索してから答える仕組みで、略語や誤字、英語まじりといったお客様が実際に打つタイ語のまま回答します。データにない質問には、ないと伝えて担当者に引き継ぎます。
お客様が人と話したいと言ったとき、判断が必要なことを尋ねたとき、不満を見せ始めたときは、ボットが同じチャットで担当者に引き継ぎます。これまでの履歴と、お客様が何を求めているかの短い要約を添えるので、担当者は最初から聞き直さずに続きを引き受けます。チャット下部のリッチメニューは注文・予約・状況確認を1タップで開き、ボットは質問内容に応じてお客様にタグを付けるので、マーケティングはその話題に関心のあるグループだけに一斉配信できます。
チャットボットは質問に答えて人に引き継ぎます。AIエージェントはそれに加えて、注文の作成、予約枠の確保、実在庫の確認といった作業をシステムの中で行います。後者が必要なら、同じボットにそのモジュールを足します。同じナレッジベースでFacebook MessengerとWebサイトにも答え、すべての会話はダッシュボードに集まります。ナレッジベースの管理画面と会話の要約は日本語とタイ語で用意するので、本社の担当者もタイのスタッフも同じ画面を使えます。実際のチャットをもとに、ナレッジベースは毎月調整します。
仕組みの流れ
- LINE OAのチャット
- リッチメニューと店頭のQRコード
- Facebook MessengerとWebサイト
- 商品リスト、資料、よくある質問
- 書き方の違うタイ語の質問を理解
- 自社データから答えを検索
- 回答、または該当するメニューを表示
- 人が必要なら履歴付きで担当者に引き継ぎ
- お客様にチャットで即回答
- 注文と予約を既存システムに登録
- 新規顧客と会話をCRMに記録
- よくある質問と引き継ぎ案件のダッシュボード
導入前と導入後
導入で得られるもの
- 01
商品リスト、資料、よくある質問をもとにタイ語で答えるチャットボット。書き方の違う同じ質問を理解し、データにあることだけを答えます
- 02
お客様が人と話したいとき、データにないことを尋ねたとき、不満を見せ始めたときは、履歴と短い要約を添えて同じチャットで担当者に引き継ぎ
- 03
注文・予約・状況確認を1タップで開くリッチメニューと、質問や購入の内容からボットが付けたタグによる顧客グループ別の一斉配信
- 04
お使いの注文・予約・CRMシステムとの連携。ボットがチャットの中で注文状況を確認し、予約を入れ、新規顧客を登録します
- 05
同じナレッジベースでFacebook MessengerとWebサイトにも回答。全チャット、よくある質問、担当者に引き継いだ案件がわかるダッシュボード付き
立場ごとのメリット
LINEのMessaging APIで接続し、ナレッジベースはコードを書かずに編集できます。既存システムはまず読み取り専用で接続し、会話はすべてログに残ります。顧客データを社外に出せない場合はプライベートLLMを選べます。
タイ人の担当者は営業時間や注文方法を繰り返し答える必要がなくなり、ボットからの引き継ぎを同じチャットで、お客様に最初から聞き直さずに受け取れます。
向いている業種
お使いのシステムと連携
開発プロセス
- 1
ヒアリング
要件・ユーザー・成功指標を定義し、着手前に範囲と価格を確定。
- 2
設計
UXとアーキテクチャを設計。プロトタイプ承認後に開発へ。
- 3
開発
AIで加速したスプリント。毎週デモ、シニアがレビュー。
- 4
テスト
合意した範囲に対してQA・セキュリティ・性能を検証。
- 5
公開・保守
本番リリース、チームトレーニング、月次保守プラン。