すでに費用を払っているGPSのデータを使って、車両の便数を増やせます。配車係が休んでも仕事は止まらず、大口の顧客には今より正確な到着時刻を伝えられます。
物流会社 · 12 / 13
運送・倉庫向けAIロードマップ
すでにあるGPSデータ、配送伝票、実際の配送時刻を使い、1つのエリアの車両から始めます。配車係1人に頼らずにルートを組め、荷物の到着時刻を顧客に伝えられるようになります。
物流会社 「ルートを組めるのは配車係1人の経験だけ。その人が休んだ日は一日中仕事が回らないし、荷物がいつ着くのかと聞かれても、だいたいの時間しか答えられない」
よくある課題
ほとんどの運送会社には、思っている以上に多くのデータがあります。どの車両にもGPSが付き、配送伝票には集荷と配達の時刻が残り、大口の顧客は毎朝EDIやメールで注文を送ってきます。それでも、どの車両がどのルートを走るかは、今も配車係の頭の中で決まっています。この顧客は10時以降は荷物を受け取れない、あの路地には6輪トラックが入れない、といった知識を書き残した人はいません。
配車係が休んだり体調を崩したりした日は、一日中仕事が回りません。車両が同じルートを重ねて走り、荷物の到着は遅れます。カスタマーサービスは運転手に1台ずつ電話で確認するしかないので、到着時刻を聞かれてもおおよその時間しか答えられません。
解決の方法
まず配車係と2〜3日一緒に過ごし、判断に使っている条件をすべて書き出します。次に過去のGPSデータと配送伝票を見て、実際の配送時刻が計画とずれるのはどこかを確かめます。そのうえで、お客様の車両の規模と仕事の内容に対して、どのユースケースの効果が最も大きいかを順位付けします。
一緒に作る試験導入のシステムは、1つのエリアの車両を対象にします。毎晩、翌日の配送伝票を読み、配車係から書き出した条件とGPSの実際の時間をもとに、どの車両がどの地点をどの順番で回るかを提案します。配車係はそれを開き、自分のほうがシステムより詳しい部分を直してから確定します。翌朝、顧客にはLINEで荷物が届く時間帯が知らされ、トラックが1つ前の配送先を出たときにもう一度通知が届きます。
車両を出発させる判断、急ぎの仕事の受け付け、途中で車両が故障したときの判断は、これまでどおり配車係が担います。システムは提案と通知をするだけです。効果は試験導入エリアの1日あたりの便数と顧客からの電話の件数で測ってほかのエリアと比べ、1エリアずつ広げます。
仕組みの流れ
- GPSの車両位置
- TMS、メール、LINEの配送伝票
- 過去の実際の集荷・配達時刻
- 配車係・運転手のそばで業務を観察
- データを評価し配車係の条件を書き出す
- ユースケースを投資対効果順に並べる
- 90日ロードマップを納品する
- 1エリアのルート提案を一緒に作る
- 配車係の確定を待つ毎日のルート案
- LINEで顧客に届く到着時刻の通知
- 1日の便数と定時到着率のダッシュボード
- 次のエリアへの拡大計画
導入前と導入後
導入で得られるもの
- 01
手元のGPSデータ、配送伝票、実際の配送時刻について、過去分が十分か、システム間で一致しているか、どの部分がまだ紙やLINEにあるかをまとめた評価レポート
- 02
投資対効果の高い順に並べたユースケース一覧(毎日のルート作成、到着時刻の予測、顧客への自動通知、写真からの配送伝票の読み取りなど)
- 03
出発点とするエリアを1つ選び、予算、体制、指標を定めた90日ロードマップ
- 04
一緒に作る試験導入のシステム:そのエリアの毎日のルート案を配車係が確認・調整してから車両を出す仕組みと、LINEでの顧客への到着時刻の通知
- 05
配車係の判断条件を会社のルールとしてまとめたマニュアルと、配送チームとカスタマーサービスが自分たちで運用を続けるためのワークショップ
立場ごとのメリット
車両の位置はGPS事業者のAPIから取得し、TMSにはまず読み取り専用でつなぎます。運転手が使っているシステムは変えず、顧客へのメッセージは会社のLINE OAから送ります。
配車係は組み上がった計画から一日を始めて必要な箇所だけ直し、カスタマーサービスは運転手に電話で確認しなくてよくなります。運転手は配送先の順番をスマートフォンで受け取れます。
向いている業種
お使いのシステムと連携
開発プロセス
- 1
ヒアリング
要件・ユーザー・成功指標を定義し、着手前に範囲と価格を確定。
- 2
設計
UXとアーキテクチャを設計。プロトタイプ承認後に開発へ。
- 3
開発
AIで加速したスプリント。毎週デモ、シニアがレビュー。
- 4
テスト
合意した範囲に対してQA・セキュリティ・性能を検証。
- 5
公開・保守
本番リリース、チームトレーニング、月次保守プラン。