院長はすべてのAI提案を、順位、予算、測定できる効果とともに1つの計画で見渡せます。最初のプロジェクトも法務部門の承認を得たうえで始められます。
病院・クリニックグループ · 09 / 13
医療機関向けAIロードマップ
全部門のAIプロジェクトを1つの計画に並べます。診断に関わらない業務から始め、初日から医師、IT、法務のチームの合意を得て進めます。
病院・クリニックグループ 「どの部門も自分たちのAIプロジェクトを出してくるけど、どれを先にやるべきか誰も答えられない。患者データはシステムの外では使えないし」
よくある課題
外来は予約の自動化、経理は保険請求書類の準備、医師は診察前の病歴の要約、マーケティングはチャットボットをAIに求めています。すべての提案が同時に院長のもとに届きますが、今のHISのデータでできるのはどれか、医療データの制約に引っかかるのはどれか、最初に投資を回収できるのはどれかを答えられる人はいません。
患者データをどんな条件でAIに使えるかを定めた枠組みがないため、どのプロジェクトも法務部門で止まります。ITチームも、外部のシステムをHISにつなぐことに踏み切れません。その結果、病院には10件の提案がありながら、1件も始まっていません。
解決の方法
まずITチーム、法務部門と一緒にHISと周辺システムのデータを評価し、どのデータを、どのシステムで使えるか、院内に留める必要があるかを確かめます。そのうえで全部門の提案を投資対効果とリスクで順位付けし、診断に関わる業務は第1フェーズからすべて外します。
90日ロードマップは、医師、IT、法務の代表者の確認を経てから院長に届けます。一緒に作る最初のシステムは1つの部門で動かします。たとえば予約を確定し、LINEで患者にリマインドを送り、キャンセルが出たら順番を組み直す仕組みや、診療録から保険請求書類を集めて経理の確認に回すアシスタントです。
医療上の判断、保険請求の承認、症状についての質問への回答は、すべてスタッフが担います。システムが行うのは予約の管理、書類の準備、一般的な質問への回答だけです。症状に関する質問は必ず看護師に引き継ぎ、患者データは常に病院のシステムの中にあります。
仕組みの流れ
- HISの診療録と予約
- 保険請求書類と保険会社のシステム
- 全部門からのプロジェクト提案
- 医師・IT・法務のチームとの会議
- データと法的な制約を評価する
- 診断に関わらないユースケースを並べる
- 90日ロードマップを納品する
- 1つの部門で最初のシステムを一緒に作る
- 全部門が合意した1つの計画
- 実際に使われる予約・保険請求のシステム
- 病院のAIガバナンスの枠組み
- 次の提案を自分で評価できるチーム
導入前と導入後
導入で得られるもの
- 01
HISと周辺システムのデータの準備状況と、医療データとタイの個人情報保護法(PDPA)の制約から、どのデータをどこで、どんな条件で使えるかをまとめた評価レポート
- 02
診断に関わらないユースケースを投資対効果の高い順に並べた一覧(予約と患者へのリマインド、保険請求書類、医師向けの診療録の要約、LINEでの患者からの質問対応など)
- 03
医師、IT、法務のチームの意見を反映し、フェーズごとの予算、体制、指標を定めた90日ロードマップ
- 04
一緒に作る最初のシステム:予約と患者へのリマインド、保険請求書類の準備アシスタントなどを1つの部門で動かし、待ち時間や書類作業の減少で効果を測定
- 05
患者データのどの部分をモデルが使えるか、どのシステムに置くか、どこで医療スタッフの確認が必要かを定めた病院のAIガバナンスの枠組みと、チームへの研修
立場ごとのメリット
HISには、ベンダーが対応している方法でまず読み取り専用でつなぎます。患者データは院内ネットワークに置いたまま、すべてのアクセスを監査ログに残し、私たちは法務部門が定めた枠組みに沿って作業します。
受付は1人ずつ電話で予約を確認しなくてよくなり、経理はまとめ終わった保険請求書類を確認するだけになります。看護師は患者のそばにいる時間を取り戻せます。
向いている業種
お使いのシステムと連携
開発プロセス
- 1
ヒアリング
要件・ユーザー・成功指標を定義し、着手前に範囲と価格を確定。
- 2
設計
UXとアーキテクチャを設計。プロトタイプ承認後に開発へ。
- 3
開発
AIで加速したスプリント。毎週デモ、シニアがレビュー。
- 4
テスト
合意した範囲に対してQA・セキュリティ・性能を検証。
- 5
公開・保守
本番リリース、チームトレーニング、月次保守プラン。