プライベートLLMに戻る

財務・経理部門 · 03 / 12

財務文書向けプライベートLLM

100ページに及ぶ財務諸表、予算計画、融資契約の要約と質疑応答を、社内ネットワークの中で行います。公表前の数字は外に出ません。

夕暮れの机で浮かぶカードを読む財務担当者。212ページを1ページに要約、ネットワークは社内のみ 財務・経理部門
「公表前の決算数字や予算計画は、1行たりとも漏らせない。それでもチームは100ページもある書類を自分たちで要約している」

よくある課題

決算期になると、経理チームには書類が山のように届きます。監査報告書、数十の条項が並ぶ融資契約、10社を超える子会社の決算書、そして1時間以内に答えがほしいCFOからの質問です。チームは1通ずつ開いて読み、Excelに書き写してスライドにまとめます。終わるのは夜遅くで、数字を書き写すたびにミスが入り込む余地があります。

公開ツールなら1分で要約できますが、公表前の数字や予算計画は社外に出せません。証券取引所や監査人から、データがどこに渡ったのかを問われることもあります。それでチームは手作業に戻ります。

解決の方法

自社サーバーまたは自社のクラウドアカウントを使って社内ネットワークの中に言語モデルを導入し、財務文書の保管場所と現在のERPにつなぎます。経理チームがレポートをアップロードするか質問を入力すると、ページ、表、元の数字への参照が付いた要約が返ってくるので、1行ずつ照合できます。

権限は期間とリストで分けます。公表前の文書は、コンプライアンス部門が指定したリストの人だけが閲覧でき、すべての質問が監査ログに残ります。外部APIは呼び出しません。決算期に誰が何にアクセスしたか、監査人が記録の提示を求めることもできます。

システムが行うのは要約と下書きです。社外に出る数字は、毎回経理チームとCFOが確認して承認します。システムが自分で文書を外に送ることはありません。

仕組みの流れ

業務の入口
  • 財務諸表と監査報告書
  • 融資契約とコベナンツ
  • ERPの実績値
  • CFOや経営層からの質問
AIが行うこと
  1. 表を含めて全ページを読む
  2. 文書をまたいで検索・比較
  3. 参照付きで要約・下書き
  4. アクセスを監査ログに記録
結果の届け先
  • CFO向けの1ページ要約
  • チームが手直しするメモと注記の下書き
  • 予算から外れた項目の一覧
  • 監査人向けの監査ログ

導入前と導入後

導入前
導入後
100ページのレポートの要約に丸1日、数字はExcelへ手入力
ページ参照付きの要約が数分ででき、チームは入力をやめて確認に回る
CFOがコベナンツについて聞くと、チームが全契約を開くまで待つ
CFOが質問を打ち込むと、関連する契約条項付きの答えがすぐ出る
公表前の決算書を誰が見たか、記録がない
すべての質問が監査ログに残り、監査人の求めに応じて出せる

導入で得られるもの

  1. 01

    財務諸表、監査報告書、融資契約を1ページに要約する、社内ネットワーク上のモデル

  2. 02

    「抵触に近いコベナンツ(財務制限条項)はどれか」のように複数の文書をまたいで質問でき、ページと表の参照付きで回答

  3. 03

    システムのデータから作る、財務諸表の注記、経営層向けメモ、監査人への回答の下書き(チームが手直しして仕上げ)

  4. 04

    ERPの実績値と予算を比べ、計画から外れた項目を、文書から探した説明付きで提示

  5. 05

    決算期ごとの権限設定:公表前のデータはリストに載った人だけが閲覧でき、全質問を監査ログに記録

立場ごとのメリット

経営者

公表前の決算情報が漏れるリスクを負わずに、数字についての答えを早く得られます。監査人にも、データはすべて自社のシステム内にあると説明できます。

IT責任者

ERPへは読み取り専用で接続し、権限はActive Directoryに従って決算期ごとに分けます。すべての質問が監査ログに残り、データはネットワークの外に出ません。

毎日使う現場のチーム

経理チームはレポートの数字をExcelに手で写す作業から離れ、CFOが求めている分析に時間を回せます。

向いている業種

上場企業子会社を多く持つ企業グループIPOを準備中の企業金融機関・リース会社複数の融資契約を抱える企業

お使いのシステムと連携

SAPOracleMicrosoft Dynamics 365Microsoft 365SharePointActive Directory

開発プロセス

  1. 1

    ヒアリング

    要件・ユーザー・成功指標を定義し、着手前に範囲と価格を確定。

  2. 2

    設計

    UXとアーキテクチャを設計。プロトタイプ承認後に開発へ。

  3. 3

    開発

    AIで加速したスプリント。毎週デモ、シニアがレビュー。

  4. 4

    テスト

    合意した範囲に対してQA・セキュリティ・性能を検証。

  5. 5

    公開・保守

    本番リリース、チームトレーニング、月次保守プラン。

ビジネス課題を、動くシステムに変える

今日ご相談いただければ、計画と予算をまとめた経営層向けの提案書をご提示します。

この内容をエンジニアに相談