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銀行・金融機関 · 07 / 12

金融機関向けプライベートLLM

公開ツールと同じように要約、検索、下書きができるAIを、銀行のデータセンターに導入します。権限は組織構造に沿って設定し、コンプライアンス部門が監査ログで確認できます。

タブレットを持ちサーバー室を歩く銀行のIT担当者。「自社データセンターに設置」「本日の監査ログ1,204件」 銀行・金融機関
「社員は速いからと、こっそりChatGPTで顧客の書類を要約している。コンプライアンス部門が気づけば禁止するしかなく、結局みんな手作業に戻る」

よくある課題

融資担当者、コンプライアンス部門、支店には、毎日読むべき書類があります。借り手の決算書、新しい通達、四半期ごとに改訂される業務マニュアル。公開ツールなら1分で要約できるので、こっそり使う社員も出てきます。やがてコンプライアンス部門が気づいて禁止します。監督当局のルールでもタイの個人情報保護法(PDPA)でも、顧客情報を銀行の外に出すことはできないからです。

結果として銀行には、どちらも良くない2つの道しか残りません。こっそり使わせて情報漏えいのリスクを抱えるか、禁止して全員が時間のかかる手作業に戻るかです。

解決の方法

言語モデルを銀行のデータセンターに導入します。置き場所は自社サーバーでも銀行が管理するクラウドアカウントでもよく、自社のインフラチームが運用するKubernetes上で動かします。社員はActive Directory経由で銀行のアカウントにログインし、文書の要約、規程の検索、メモの下書きを公開ツールと同じ感覚で使えます。すべては銀行のネットワークの中で完結します。

権限は組織構造に従います。融資チームが閲覧できるのは自分の担当ポートフォリオの顧客だけで、すべての質問が監査ログに残り、コンプライアンス部門が確認できます。納品時には、銀行のコンプライアンス部門とセキュリティ部門が定めた方針に沿って、ペネトレーションテストの結果と監査人向けの資料を添えます。

システムに任せるのは要約と下書きです。融資の承認、口座に関する顧客への回答など、お金に関わる判断はすべて規程上の権限を持つ社員が行い、システムが銀行の外に何かを送ることはありません。

仕組みの流れ

業務の入口
  • LOSの借り手書類
  • 通達と業務マニュアル
  • 支店とコールセンターからの質問
  • SharePointの文書
AIが行うこと
  1. 組織構造に沿って権限を確認
  2. 参照付きで要約・検索
  3. メモと回答を下書き
  4. 全質問を監査ログに記録
結果の届け先
  • 融資チームへの1ページ要約
  • 支店の社員への回答
  • 権限者が確認する文書の下書き
  • コンプライアンス部門向け監査ログ

導入前と導入後

導入前
導入後
社員がこっそり公開ツールを使い、何が外に出たかコンプライアンス部門にもわからない
全員が銀行のデータセンター内の同じツールを使い、監査ログも残る
借り手1社の決算書の要約に半日かかる
追加で確認すべき点付きの決算書要約が数分でできる
規程が改訂されるたび、支店から本部へ一日中電話が来る
支店の社員が質問を打ち込むと、適用される規程の条文がすぐ出る

導入で得られるもの

  1. 01

    公開ツールと同じように文書の要約、検索、下書きができる、銀行のデータセンター内のモデル

  2. 02

    組織構造に沿った権限と、コンプライアンス部門がすべての質問を確認できる監査ログ

  3. 03

    ペネトレーションテスト(侵入テスト)を実施済みで、内部監査人・外部監査人向けの資料も用意

  4. 04

    借り手の決算書や書類を1ページに要約し、追加で確認すべき点も示す融資チーム向けアシスタント

  5. 05

    通達、規程、社内の業務マニュアルを普段の言葉で検索できる、支店とコールセンター向けの機能

立場ごとのメリット

経営者

社員は隠れて使わなくても必要なツールが手に入ります。銀行は監査人のどんな質問にも、データの場所と誰がアクセスしたかを答えられます。

IT責任者

自社データセンターのKubernetesに導入し、Active Directoryでログインします。外部APIの呼び出しはなく、ペネトレーションテスト済みで、監査人向けの資料も添えて納品します。

毎日使う現場のチーム

融資担当者と支店の社員は100ページの書類を自分で読まずに済みます。仕事を早く終わらせたいだけなのに規程違反を心配する、ということもなくなります。

向いている業種

商業銀行証券会社・資産運用会社リース・小口融資会社クレジットカード・決済会社大規模な貯蓄信用組合

お使いのシステムと連携

Active Directory勘定系システムLOS(融資審査システム)SharePointKubernetesMicrosoft 365

開発プロセス

  1. 1

    ヒアリング

    要件・ユーザー・成功指標を定義し、着手前に範囲と価格を確定。

  2. 2

    設計

    UXとアーキテクチャを設計。プロトタイプ承認後に開発へ。

  3. 3

    開発

    AIで加速したスプリント。毎週デモ、シニアがレビュー。

  4. 4

    テスト

    合意した範囲に対してQA・セキュリティ・性能を検証。

  5. 5

    公開・保守

    本番リリース、チームトレーニング、月次保守プラン。

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